9/22(金)べリンツォーナ、ロベレド、ロカルノ

この日は寝坊してしまい、朝起きたのは8:20でした。うーん、飛行機で思うように寝られなかったからなぁ・・
でも、起きる時間だけはさすがに決めておけば良かった・・
朝食は8:00〜10:00までとれるので問題ないけど、行動が遅くなっちゃったよぉ><

結局私たちは、10:23の列車でべリンツォーナへと向かうことになりました。
べリンツォーナへ行く途中、原作に出てきそうな景色、野原や、トウモロコシ畑などの開けた平野が見えてきました。
列車の中で、家から持ってきたカ○ヤのロミオとアルフレド人形を背景と一緒に撮るアヤシイ2人(爆)


車窓から

ロカルノを出発してから30分ほどで、べリンツォーナに到着。
ここ、駅を出た瞬間からもう家並みが綺麗でした^-^
私たちは駅を出て左方向にずっと歩いていきました。途中から歩行者天国になっていて、その辺りからはますます家並みが綺麗になっているように見えました。


コレジアータ広場への道


カワイイ通り見つけた♪

暫く歩くと、コレジアータ広場(piazza collegiata)が見えてきました。「ここ、原作に出てきた広場だといいなぁ(文庫本下P366)」と思いながら、目の前の教会の前でご老人に写真を撮ってもらうよう頼む・・
私たちはまたもやロミアルっぽく肩を組んだポーズで撮ってもらいました。
ただ、私たち、階段を数段登った上にいたので、相当目立ちました・・あのポーズだし・・(笑)
撮ってもらっている途中、学生さんぐらいの子達に大きな声で「こんにちはー!」など、声を掛けられたりもして(はは)
というか、ここの人たちって日本すきなんスかね??
写真とってもらった後、私たちが教会を後にしようとした時も、階段を登ってくるお父さんと小さな娘さんがいて、お父さんが日本語で「1,2,3,4,5・・」って言っていたので、びっくりしました!
そこで思わず話しかける2人・・(って何を話したか忘れてしまった;)
この親子と少し話した後、別れ際に娘さんのマリアちゃん(仮名)にアメをあげるブホ。
ブホナイスだ!この日本から持ってきたアメ、後にもちょっと役立つ事になります^-^
旅行で海外に行っても、日本のお菓子とかって持っていって損は無さそうですね♪


コレジアータ広場の近くにまた小さな広場がありました

広場を出てからは、思い思いにあちこち歩き回っていました。


 


 

いやー個人旅行っていいですね〜、自分のペースで旅行できて♪
ツアーだとどうしても時間が決められちゃうから、時間をすごく気にしたり急いだり、何かとストレス溜まりやすいです(;^_^A
私たちはまず高いところへと歩いていきました。そして、見晴らしの良い所で、今度は「元気の出る」ポーズで人に写真を撮ってもらう2人・・すみません、恥知らずで;
・・・一応、目に余るような行為はしないように気をつけてましたがね…
お昼はまたコレジアータ広場のベンチで、人間観察しながらパンと青りんご(笑)
こういうところでのお昼も結構楽しいものですよ〜♪

 


すみません、広場じゃなくて少年たち撮ってました・爆

その後、万里の長城カステルグランデ(お城)目指し、歩いていきました。
入り口は、コレジアータ広場の一角を抜けて、少し歩いた所にありました。
カステルグランデに行くにはお金が掛かると思っていましたが、普通にタダで入れました。
お城まで行くのに、私たちはエレベーターを使いました(お城自体が高台にあるので)
エレベーターの乗り場は洞窟のようになっていて、(原作の方の)黒い兄弟の秘密基地みたいに、ドーム型になっていたので、またちょっとしたロミ空遊びをする2人(爆)

エレベーターで登って、少し歩くと城壁に囲まれた緑の庭が見えてきます。


またおバカなことを;

ここに、お城の塔があったので登ってみました。
塔の上は、かなり高いところに感じれらました。ちょっと怖かったです。・・下からはそんな風に見えなかったんですがね。
塔の上からの眺めはとても良かったです!


塔からの眺め

べリンツォーナはどこを歩いても家並みが可愛いし(←他の街もそうですが)、お城や見晴らしのいい所もあったりして、とても良かったです。ティチーノ内で、ここは「黒い兄弟」抜きにしてもお勧めしたい所だと思います。


さてさて、午後2時55分、私たちを乗せたバスは、ロベレドへと向かいます♪

ロヴェレドへ向かう途中、バスはアルベド、ルミーノ、サンビットーレなど(原作にも出てきた地名)を通り、30分もしないで到着しました。
私のイメージでは、この村は広い畑があって、山の麓にのみ集落があるといった感じだったのですが、実際は建物が山にへばりついたように建っていたり、平地(丘?)にも集落がありました。
見えた畑と言えばぶどう畑ばかりで、絶えずぶどうのいい匂いがしていました^-^

バスを降りて、最初に丘?の集落上の方へと歩き出しました。


 

歩いていると子供たちの声が聞こえてきました。よく見るとそばに学校がありました。
そういえばここの住人は日本人が珍しいのか、不思議そうに見てくる人何人かいましたね〜。
そりゃ珍しいだろう、普通日本人が観光に来る所じゃないし(笑)


 

それにしても、ここがビアンカとアルフレドの働いていた所なんですね〜!
という訳で、村はずれの山の麓の農家(アルビアのいた場所)を探しましたが、村はずれってドコ??
教会も1つじゃないようで、どれなのか分からないし(笑)
なので適当に「コレだ!」ってものを写真に納めました・・^-^


 


ぶどうがいっぱい生ってます♪

そろそろ時間になり、バス停へと戻ります。
ここにバスを待っている学生さんたちが何人かいましたが、ここの子供たちってやっぱりイタリア〜ンですね(笑)
フツーに女の子が彼氏らしき少年に抱きついてましたVv
ここに来て、日本ではなかなか見られない男女の大胆な行動をたったの2日間で何度か見てますが、いや〜文化の違いって面白いですね〜!
バスは少し遅れてきました。運転手にチケットを見せ、私たちはバスに乗り込みました。
ロヴェレドを出る時、外から現地の子達がすごい手を振ってくれて、何だか嬉しくなりました。温かいなぁ・・


まだロヴェレドあたりかと・・

その後べリンツォーナに到着し、16:30に列車でそのままロカルノへ向かいました。


 

ロカルノに着いて、まず真っ先にホテルへ向かいました。
昨日からこのホテルに泊まっているので、別にチェックインするために直行したわけではありません。
じつは、ソノーニョのホテルの予約が出来ているか、気が気ではなかったのです(家から予約のFAXを送った後、連絡が無かったので)
という訳で、ロカルノのホテルからソノーニョのホテルに電話をかける事にしました。
ちなみにティチーノ内で電話をかける場合は、「0091+相手の電話番号」でOK。
今度はちゃんとイタリア語で応対できるように準備してからかけましたよー。
・・・そしたら電話に出た相手の方、英語通じる人だった(笑)
とりあえず「予約の確認をしたいんですが・・」と言ったら、相手の方は元気に「もう準備できてますよ!」って言ってくれて、一気に脱力しました・・・よ、よかったぁ・・
しかも、田舎のホテルだからなのか、電話応対もアットホームな雰囲気でしたね。とても感じが良かったです♪

さーて心配事もなくなったことだし、パァーっといくか!!!(←?)


まずはグランデ広場へ直行!!
ここからがようやく、「ロミ空」の舞台旅行になります!いままで黒い兄弟の舞台だったから。


 


 

・・こ、ここが、ロミオ達の歩いたところなのね・・(涙涙涙
ロミ空舞台の旅は、ここがほぼ初めてとなった為か、感激も大きかったです。
市場はもう出てなかったけど、確かにTVで見たあの景色でしたTT


 

それから湖沿いを歩き、水の温度もチェック(手でチェックしただけだよ;)
そしたら結構冷たい!この冷たさで、嵐の湖に投げ込まれたら、確かに体は冷え切ってしまいます!
凍り付いてしまうほど冷たいって訳じゃないけど、手足の感覚はかなりなくなるのではないでしょうか・・。
なぜわざわざ水の温度を確かめたかというと・・・

もちろん、私たちが旅したこの季節がちょうどロミオがミラノへ行く頃だったからです♪

さてさて日が落ち始めたころ、ブホが、ロカルノ〜ストレーザまでのフェリーの値段を知りたいと言ったので、船乗り場に値段を確かめに行きました・・・・・・が、実はコレがきっかけで、後々ありえない展開になっていく(笑)


船乗り場に着いたはいいのですが、窓口はすでに閉まっていて、値段もどこに書いてあるかよく分からなかったので、
さっきから少〜しづつ近づいてきてた、ニコニコした船員さんに値段を聞く事にしました。
この方、英語はほとんど通じなかったのですが、私たちが日本人だと分かると、突然嬉しそうに他の船員さんを呼んで来ました。
とりあえずその呼ばれた方の船員さんに値段を聞こうかと思ったのですが、その方は、実は奥さんが日本人で、「僕が妻を通して質問に答えるから、僕の妻に知りたい事を聞いてくれる?」と言わんばかりに携帯電話を渡され、私はあたふたしたままその奥さんに質問をしました。
その後は世間話に(笑)
だってロカルノについて色々聞きたかったんだも〜ん><

・・と言っても、「ロカルノでの暮らしはどんな感じなのかな〜」程度の事しか聞いてませんよ〜。

ロカルノは、日本のように何でも手に入るような便利なところじゃないけど、やっぱり自然が多いので、「自然が好き!」って人にはいい場所だと教えてくれました・・・・・・自然ですか!大好きですよ!
ミラノは都会すぎて住めないけど、こういう所なら喜んで住みたいです(笑)

さてさて、それ以外にも色々と話をして(何はなしたか忘れた;)、電話を切ったら、今度は何とフェリーに乗せてくれると!!?
どうやら私が電話で話している間に、ブホと船員さんたちが仲良くなって、何だかタダでフェリーに乗せてくれるという話になったみたいなのです・・

ぇえーいいんですかー!!?感無量なんスけどーーー!!!


そして私たちはフェリーへ。めっちゃ喜ぶ2人。
もう頭の中は「船が沈む!嵐の中の友情」でした(←ホントかよ!)


 

もう辺りは暗くなり始めたので、景色は良くは見えませんでしたが、フェリーに乗ってる間はその船員さん達とおしゃべり♪
2人はあまり英語が通じなかったので、イタリア語に挑戦!!
・・といっても、「どこに住んでるの?」とか「何歳?」ぐらいのレベルでしか喋れません^-^;
うーん、もっと喋れるようになりたい・・
そうそう、お話してるときに、「アスコーナは綺麗な所だよ」と教えてくれました。
アスコーナはロカルノの隣の街ですね。
フェリーから他のお客さんが降りた後も、私たちは2人の船員さんとずっと辞書片手に喋ってました。
そしてまた日本人の奥さんに電話かけられたり・・・奥さん、何度も電話しちゃってすみません;

そして、最初に私が会った船員さん(マリオさん・仮名)が辞書を開いて、私に見せてきました。
「ドキドキする」
ほうほう、それでそれで?という感じで、その時はフツーに聞いていたのですが、よ〜く聞いてみると、私に「ドキドキ」なようで・・

・・・ってマジっすか?!!


私、ロミオ10周年イベントでビアンカのコスプレしてロミ空グッズ写真に撮りまくってたタダの怪しいロミファンですよ?!
そんなのにドキドキするわけないでしょー?!
・・ってさすがにロミ空ファンだとは言ってませんが、本当にマリオさんがドキドキしてるのか、この時は全く信じてませんでした。
「絶対にからかってるよーこの人アハハ」ぐらいにしか思っていませんでした(笑)

そしてフェリーから降りるときに、マリオさんが一言、

「夕食、うちに来ない?」

ぇえ!!?
本当にありえないと思いました。クルーズ楽しませてもらっちゃった上に、今度は夕食にまで呼んでもらって・・
でも、夕食に関しては正直どうしようか迷いました。
「もしこの人が何か企んでいたらどうしよう(←ヒドイ;)・・家に閉じ込められたらもう終わりだ・・・(え)」
「でもでも、こんなチャンスめったにないよ!ロカルノの生活を垣間見る事が出来るんだよ!ましてここはロミ空舞台だよ!」
自分の中の2人が戦った結果、「ま、ブホと一緒だし、何かあっても2人いれば心強い事だし」という事で、後者が勝利。
結局夕食はマリオさんの家でとらせて頂く事にしました。

マリオさん(仮名)の家は、船乗り場から10分ほど車で走らせた所。
その時家まで送っていってくれたのは、モザンビーク出身のルイージさん(仮名)。
この方6ヶ国語も喋れるらしいです。それも、ほとんど耳で覚えたとか・・うん、やっぱり聞くことって大事なんだなぁ。。
車に乗ってる間は、ほとんどこの人と話をしていました。この方もとっても親切だったなぁ〜v

さてさて、ようやく家に着き、ルイージさん(仮名)とさよならした後、私たちは部屋に入りました。
そしてマリオさん(仮名)がさっそくジュースを出してくれました。
正直、私はこのときもずっと不安がありました(じゃあ行くなって;)
でもマリオさんは、とても親切にして下さいました。
夕食のラザニアができるまで、私たちはしばらくTVを見たり話をしたりしてました。
部屋の中をよく見ると、色々な芸術品が置かれているのに気づきました。
どの作品も素敵で、どこかで買ったものかと思ったのですが、実はほとんどがマリオさんが作ったものだそうなのです。

そうそう、ヴェネツィア出身のマリオさん、私たちに対してもイタリアンな気質を発揮していました(笑)
言うことやることみんなストレートなんですよー。
おかげでこっちも言いたい事ストレートに言えてちょうどいいです♪

そろそろ夕食の時間になり、私たちはラザニアをご馳走になりました。


 

ちなみにおかず?はチーズでした。おいおいチーズ(ラザニア)にチーズですか!!
さすがにおなかいっぱいだったので、チーズは遠慮しておこうと思ってたのですが、何とそのチーズはヴェルザスカ産!
ソノーニョに行く前触れですか!?そうなんですか!!?(←意味不明・・;)
もちろん、私たちは目の色を変えて喜んでチーズをもらいました(爆)
人って、イメージとか、気持ちだけでおなかいっぱいでも入ってしまうんですね(笑)
食後も辞書片手にイタリア語で色々とお話をしました。
イタリア語の単語ってやっぱり英語や他のヨーロッパ言語と似たものがあるので、辞書引かなくても意外と分かったりするんですよね。
向こうも、私がとりあえず英語の単語を言うと理解してくれたりしました。

さて、私たちは11:00にはホテルに戻らなければなりません(ホテルの鍵が閉まってしまうので)
私は、やはり「時間に戻れるかな〜」とちょっと不安になったりしてしまいましたが、ちゃんと時間内にホテルまで送っていってくれました。そしてお礼を言って、さよならしました。


明日はいよいよソノーニョだぁーーーーー!!!(夕方からね)



4日目へ



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